ビーリチャージドは必須アミノ酸、条件付き必須アミノ酸、パフォーマンスや回復に必要なアミノ酸を配合したサプリメントです。アスリートの回復はもちろんのこと、運動中の最適な栄養補給によって筋肉を増やしパフォーマンスを向上させたい方にも大きな効果があります。◊
アミノ酸はタンパク質を「構成しているブロック」で、筋肉組織の成長、修復、維持に使われるタンパク質もアミノ酸で構成されています。ビーリチャージドは必須アミノ酸、条件付き必須アミノ酸、パフォーマンスに必要なアミノ酸がすべて配合されている微粉末のサプリメントです。
mTOR(哺乳類ラパマイン標的タンパク質)を活性化する強力なシグナルとなる分岐鎖アミノ酸(BCAA)も、生理学的に有効な量が配合されています。特定のアミノ酸を独自に配合したビーリチャージドはmTORを活性化し、筋肉の成長プロセスを刺激します。◊
mTORは筋肉の発達を促し、筋肉の張りや輪郭を整えるのにきわめて重要な要素です。ビーリチャージドは特定のアミノ酸をブレンドしており、筋肉の構築プロセスを活性化します。生化学反応の増強に最適なタンパク質ベースの栄養補給ができ、運動後の細胞を適切に回復させることでパフォーマンスも高まります。
その結果としてエネルギーが高まり、筋肉痛が軽減され、筋肉の成長が促進され、翌日のトレーニングと進歩に必要な「リチャージ」ができます。◊
ビーリチャージドの成分は、厳密な培養条件による微生物発酵で生産され、培養終了後に培地から精製された遊離アミノ酸です。植物や動物由来の天然タンパク質を加水分解して生産されたアミノ酸とは異なり、ビーリチャージドのアミノ酸には環境汚染物質がまったく含まれていません。
ビーリチャージドの理想的な摂取タイミングは運動後20分から40分の間です。その時間の筋肉はアミノ酸に「飢えて」おり、ビーリチャージドを摂取すると筋肉のタンパク質合成が刺激されます。◊
適切に配合されたアミノ酸はインスリン反応も刺激します。インスリン反応は、タンパク質合成
を促進する同化作用環境に関与しています。ビーリチャージドに配合されている遊離アミノ酸は微粒子化されています。つまり、きわめて細かい粒子に粉砕されています(粒子の大きさはミクロン単位です)。ちなみに赤血球の直径は7ミクロンです。
この微粒子化によってアミノ酸は溶けやすくなり、胃から速やかに吸収されて血液に入ります。分岐鎖アミノ酸、特にロイシンは、mTORを活性化する強力なシグナルとなります。乳清タンパク質などは分岐鎖アミノ酸を豊富に含む消化しやすい無傷タンパク質源ですが、それでもロイシンが血液中に現れるまでに時間がかかります。それに比べ、ビーリチャージドに含まれるロイシンは強力なシグナルとなります。
ビーリチャージドには10種類のすべての必須アミノ酸(体内で合成できないため、サプリメントなどの食物から摂取しなければならないアミノ酸)が配合されています。さらに3種類の分岐鎖アミノ酸(ロイシン、イソロイシン、バリン)が2：1：1の比率で5g配合されています。この3種類の必須分岐鎖アミノ酸、特にロイシンは、mTOR経路を活性化するシグナル伝達分子として作用する、同化作用(筋肉増強)代謝に欠かせない要素です。◊
上記のとおり、mTOR(哺乳類ラパマイシン標的タンパク質)は、1970年代にイースター島で発見された真菌から得た化合物ラパマイシンを研究していた科学者によって発見されました。ラパマイシンにはmTORを阻害する作用があります。(高用量のラパマイシンで)mTOR経路を強力に阻害すると、免疫抑制を生じます。一方、mTORの活性化はシグナル伝達分子のカスケードを引き起こし、タンパク
質合成の強力なアナボリックシグナルを生じます。
ビーリチャージドフォーミュラには、この他に7種類の必須アミノ酸(リジン、アルギニン、ヒスチジン、フェニルアラニン、スレオニン、メチオニン、トリプトファン)と、運動パフォーマンスと回復に必要な3種類のアミノ酸(シトルリン、グルタミン、タウリン)が3.5g配合されています。◊
アルギニンとシトルリン(ゆっくり代謝されてアルギニンになる)は、循環器系全体にとって重要なシグナル伝達分子である一酸化窒素の生成に必要な物質です。一酸化窒素には動脈の平滑筋を弛緩させる作用があり、血液循環をサポートし血圧を正常に保つ効果があります。◊
グルタミンは、ビーサステインドの製品情報シートに詳しい説明がありますが、筋肉だけでなく腸管の粘膜や免疫系の修復と維持にも重要な要素です。実際、グルタミン、アルギニン、シトルリンと3
種類の必須分岐鎖アミノ酸(ロイシン、イソロイシン、バリン)にはいずれも激しい運動で生じた炎症反応や筋肉痛を鎮める作用があり、これらの主要なアミノ酸が欠乏すると免疫抑制が生じることから、「免疫栄養素」とみなされています。
脂肪やデンプン(グリコーゲンなど)とは異なり、アミノ酸は体内で貯蔵できないため、毎日の食事による摂取量が足りない場合、特に激しい運動でアミノ酸を大量に消費したときには、身体は筋肉のタンパク質を分解してそれらのアミノ酸を適量供給しようとします。筋肉のタンパク質は、アスリートにとっても健康な高齢者にとってもかけがえのないものです。
ビーリチャージドに配合されている十分な量のアミノ酸を(ビーフォーカストやビーサステインドに含まれているアミノ酸とともに)摂取することで、特に年齢を重ねたアスリートで、トレーニングや競技後に筋肉のタンパク質が分解されるのを防ぎ、激しい運動の後の免疫系を健康に保つことができます。◊
タウリンは(メチオニンやシステインなど硫黄を含むアミノ酸から体内で合成できるため)非必須アミノ酸ですが、食物からの摂取を増やすことで明らかな効果があることから、アミノ酸代謝の専門家の中にはタウリンを条件付き必須アミノ酸とみなす人もいます。100歳を超えて健康で自立した生活をしている人が特に多い地域(日本の沖縄など)に関する国際的な研究の結果、これらの地域ではいずれも普段からタウリンを多く含む食物が摂取されていることがわかりました。◊1
2012年に発表されたタウリンの食物摂取に関する論文には、「タウリンは体内に広く分布し、細胞を保護するさまざまな特性を持ち、細胞の発生、栄養、生存に重要な役割を果たしていることから、タウリンが身体にとって不可欠な物質の一つであることは疑いようがない」と述べられています。◊2
タウリンは骨格筋、心臓、脳、神経組織が適切に機能するのに必要な要素であり、運動パフォーマンスを改善することも報告されています。◊3,4,5タウリンは筋肉の収縮力を高めるほか、筋肉に蓄
積した乳酸を速やかに処理するのを助けます(ジペプチドのカルノシンとの相乗効果)(カルノシンについてはビーフォーカストの製品情報シートに詳しい説明があります)。筋肉への乳酸の蓄積は、筋肉が機能し続ける時間の長さを左右することから、この作用によって筋肉のパフォーマンスをより長く保つことができます。◊6
長時間の激しい筋肉運動によって酸化的ストレスが高まると、筋肉の損傷やDNAのダメージ、運動パフォーマンスの低下につながります。カルノシン(ビーフォーカストやビーサステインドに含まれるβ-アラニンの補給により生成される)と同様に、タウリンも過剰な酸化的ストレスから筋肉を保護す
る効果があります。◊7
タウリンは動物性タンパク質(魚、鶏肉、豚肉、牛肉)に多く含まれているため、ベジタリアンやビーガンのアスリートにとって特に重要です。また、高齢者は他のアミノ酸からタウリンを合成する能
力が低下しているため、タウリンを食物(サプリメントなど)から摂取することがさらに重要となります。タウリンは特に心臓、腎臓、神経、脳、肝臓、目の網膜の健康を保つ上でも重要です。また、タウリンには血糖値を正常に保つ作用もあり、大量のタウリンを必要とする上記の臓器や組織でフリーラジカルを除去する重要な役割も果たしています。
ビーリチャージドにはシトラス味とベリー味があり、どちらにも3種類の必須分岐鎖アミノ酸、7種類の必須アミノ酸、2種類の条件付き必須アミノ酸(グルタミン、タウリン)、一酸化窒素を生成するアミノ酸(アルギニン、シトルリン)に加え、ビーフォーカストやビーサステインドと同じクエン酸(およびクエン酸カリウム)が配合されています。パートナーサプリメントのビーフォーカストやビーサステインドと同様に、ベリー味には、リンゴ酸が含まれています。
クエン酸とリンゴ酸(およびそのイオン型のクエン酸塩およびリンゴ酸塩)は、細胞内の生化学反応、すなわちあらゆる細胞の小さな「エネルギー生産工場」であるミトコンドリアで行われているATPの合成に必要な物質です。リンゴ酸もまた、発見者であるハンス・クレブスの名前が付けられたクレブス回路と呼ばれるミトコンドリアのATP合成回路に直接取り込まれます。クエン酸とリンゴ酸は、グルコン酸のナトリウム塩であるグルコン酸ナトリウムと同様にサプリメントの酸度を調整する役目も果たしています。◊
グルコン酸とその各種塩類(グルコン酸塩)は、ヒトの体内で代謝によって生成され、グルコースに変換することもできるため、身体の必要に応じて尿中に未変化体として排泄されたり、エネルギー源としてグルコースに変換されたりします。◊
容器に充てんする際、ビーリチャージドの粉末成分がスムーズに流れ込むように、高度に精製された二酸化ケイ素が固化防止剤として添加されています。二酸化ケイ素の一部は胃酸でケイ酸に変化して吸収され、骨、歯、髪、爪の材料となる重要な微量元素ケイ素の栄養源として利用されます。◊
残りの二酸化ケイ素は未変化体として消化管から排泄されます。ビーサステインドと同様に、シトラス味のビーリチャージドには、香辛料の一種であるターメリックが着色料として用いられています。
ターメリックは強力な抗酸化物質であり、天然の防腐剤です(カレーに使われる香辛料です)。一方、
ベリー味のビーリチャージドには、ビーツから抽出した色素が着色料として用いられています。ビーツの色素は糖分子と結合して配糖体を形成するベタニンです。◊
ベタニンは色だけでなく風味も与えます。ビーリチャージドに用いられている甘味料は天然の非栄養甘味料であるステビアと、低GIの糖アルコールであるエリスリトールです。遺伝子組み換え微生物や遺伝子組換え作物を用いず天然バイオ発酵で生産されたエリスリトールを用いています。エリスリトールは天然の「浸透圧調節物質(オスモライト)」として作用し、運動時の組織の水分を保ちます。
エリスリトールの性質や効果については、ビーフォーカストの製品情報シートに詳しい説明があります。◊ビーリチャージドは年齢に応じた除脂肪体重の維持に大きな効果を発揮し(運動と組み合わせると最適)、栄養補助食品として用いると予防的な効果があります。◊
ビーリチャージドは、運動の程度にかかわらず、運動後の回復をサポートし、運動後の筋肉のタンパク質合成に必要なエネルギー源を与えます。◊
このシリーズ(ビーフォーカスト、ビーサステインド、ビーリチャージド)では最も用途が広いサプリメントで、運動前、運動中、運動後のどのタイミングで摂取しても大きな効果が得られます。このサプリメントシリーズはいずれも適切なバランスがとれているため、ビーリチャージドをビーフォーカストやビーサステインドと併用することもできます。負荷や時間にかかわらず、運動後20分から40
分までの時間は筋肉、心臓、脳へのエネルギー供給に理想的な「ゴールデンタイム」といわれています。この時間にエネルギーを供給することで、最大限の回復、修復、保護をサポートするだけでなく、筋肉の強さ、大きさ、持久力、回復力を継続的に高めることができます。このサプリメントシリーズは、若い方からお年を召した方まで年齢を問わず、運動を楽にし、楽しさや満足感を高めます。
プロのアスリートやアマチュアの選手はもちろんのこと、公園で、教室で、会議室で、生活のあらゆる場面でフィットネスがパフォーマンスを高めることを実感している多忙なお母さん、学生さ
ん、ビジネスマンにもおすすめします。
参考文献:
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ビーリチャージド―アミノ複合体
ミックスベリー味
より速くより強くなるために、回復に必要な栄養を補給します。
主な成分：
BCAA（分岐鎖アミノ酸）の比率は2:1:1（ロイシン、イソロイシン、バリン）
筋肉の成長を助ける必須アミノ酸◊
タウリン
グルテンは含んでいません
