イブニングプリムローズオイルとは
不飽和脂肪酸がたっぷり入ったイブニングプリムローズオイル(月見草オイル)は、多種多様な天
然油脂のなかでも特に貴重で価値あるオイルのサプリメントです。
本品に含まれている必須脂肪酸は、体内で生成できないため、食べ物から摂取しなければならない栄養分です。必須脂肪酸にはいきいきとした肌を保ち、血行を促進し、関節の健康をサポートする働きがあります。◊
体内では、細胞膜の構造を維持するためにも、ホルモン様物質をつくる際にも必須脂肪酸が必要とされています。食事で摂取するしかない天然の必須脂肪酸をイブニングプリムローズオイルで補いましょう。
•イブニングプリムローズオイルは現代を生きる女性の強い味方として広く親しまれています。
•月経前症候群や更年期に特に必要な栄養素をイブニングプリムローズオイルで補給できます。あらゆる年齢層の女性にご利用いただけます。
•ホルモンバランスの調整を助けるサプリメントでは、イブニングプリムローズオイルが定番になっています。
•イブニングプリムローズオイルには、オメガ6系脂肪酸のなかでも特に生物活性に優れたタイプであるガンマリノレン酸(GLA)が含まれています。
参考資料
1.ChenoyR、HussainS、TayobU、etal.Effectoforalgammalinolenic acid fromeveningprimroseoilonmenopausalflushing.BMJ:308:501-502.1994。
2.KhooSK、MunroC&BattistuttaD.Evening Primroseoil andtreatment of premenstrualsyndrome.MedJAust:153(4):189-192.1990
補足の事実
サービングサイズ2カプセル
コンテナあたりのサービング30
Amount Per Serving % DailyValue
カロリー9
TotalFat 1g 1%*
飽和脂肪 0g
トランスファット0g
ビタミンE(D-アルファ-トコフェロール)20mgα-TE 133%
イブニングプリムローズオイル1000mg **
ガンマリノレン酸 80mg **
* PercentDailyValuesは2,000caloriedietに基づいています。
** DailyValueは確立されていません。
成分:イブニングプリムローズオイル、カプセルシェル(グリセリン(野菜))、加工でんぷん(fromCorn)、カラギーナンモス(ChondruscrispusStackh。;Carrageenan)、水、炭酸ナトリウム、ビタミンE(D-アルファ-トコフェロール(酸化防止剤; fromSoy))イブニングプリムローズオイルにはGLA(ガンマ)が含まれていますLinolenicAcid)、これはgoodhealthandhealthyskinのメンテナンス。US.SF2.MOD3G
イブニングプリムローズオイルには、健康といきいきとしたお肌の維持に欠かせないGLA(ガンマリノレン酸)が豊富に含まれています。◊
注意事項
他のあらゆるサプリメントの場合と同様、妊娠中もしくは妊娠を希望している方、授乳中の方、医師による治療を受けている方、処方薬を服用されている方は、本品をご使用になる前に必ず担当医に相談してください。お子様の手の届かないところに保管してください。
アレルギー関連情報:本品は大豆由来のビタミンE.を含有しています。また、本品の取り扱い施設では、魚/甲殻類、大豆、乳製品を含む製品も製造されています。
本乳製品による動物実験は行っておりません。ベジタリアンの方にも適しています。
おすすめの飲み方
ご使用方法:1日にカプセル2個。
この文書はアメリカ合衆国内で使用・配布することを前提として作成されています。
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必須脂肪酸についての話
ところで、必須脂肪酸の不足は、どんな問題を引き起こすのでしょうか。
以下の内容は、https://www.hosp.tohoku.ac.jp/pc/img/tyuuou/nst_shibo.pdf ある小児科で配布された資料です。
NST(栄養サポートチーム) では、職員への栄養に関する情報提供を目的に、奇数月に院内
グループウエア(EAST)を利用して【NST 栄養ひろば】を配信しています。
必須脂肪酸とは
脂肪は、炭水化物・タンパク質と並ぶ 3 大栄養素の一つです。脂肪は、他の二つ(4kcal/g)に比して栄養効率が高いため(9 kcal/g!)、栄養管理には欠かせない物です。脂肪は、モノグリセリドと脂肪酸から出来ています。今日は、そのうちの脂肪酸のお話です。
脂肪酸には、体内で合成できる脂肪酸と合成できない脂肪酸があり、後者を必須脂肪酸と呼んでいます。必須アミノ酸と同じ要領です。体内で合成できない脂肪酸は、食事から摂取しなければなりません。α―リノレン酸、リノール酸などがその代表です。(脂肪酸の分類 添付資料参照)
・α―リノレン酸:ω-3 系脂肪酸、エゴマ油、アブラナ油などが有名
・リノール酸:ω-6 系脂肪酸、ベニバナ油、コーン油、大豆油などが有名
必須脂肪酸が不足・欠乏すると
必須というだけあり、不足・欠乏すると以下のような症状を引き起こします。
・皮膚の乾燥、急進、脱毛など
・脂肪肝
・免疫不全、血栓形成、血小板減少
・(小児)成長障害、脳の発達障害 など。
このような症状を呈するのには数週間~数か月ともいわれますが、心不全などの消費が多い状態、貯蔵の少ない「やせ」、低体重では発症しやすいといわれています。
必須脂肪酸欠乏の診断には、脂肪酸分画検査が必須です。必須脂肪酸が欠乏すると、ω-9 系の異常な脂肪酸である 5,8,11-エイコサトリエン酸(ミード酸)が増加します。経口摂取困難時・静脈栄養管理時には、必須脂肪酸補充のため、イントラリピッド®、イントラリポス®などの脂肪製剤を経静脈的に投与します。しかし、これらは大豆油由来のため、ω-6 系脂肪酸が多く含まれています。ω-6 系脂肪酸の過剰投与は、逆に肝障害などの副作用を引き起こすため、投与量には注意が必要です。一般には、0.3-0.5g/kg/日の経静脈投与で必須脂肪酸は補充できるといわれています。
ちなみに、日本ではまだ販売されていませんが、ω-3 系脂肪酸を多く含む脂肪製剤(オメガベン®)もあります。
<診療の落とし穴:MCT!!>
中鎖脂肪(MCT: Medium Chain Triglyceride)は、消化管から吸収されると直接門脈に流入し、エネルギー源として容易に利用されます。代謝疾患、吸収不良、乳び胸水の、特に小児には、MCT が豊富に含まれる MCT ミルクが使われます。しかし、この中には必須脂肪酸は含まれていないので、これのみで栄養管理を続けると医原性に必須脂肪酸欠乏を引き起こします。経腸栄養剤のエレンタールのみの長期投与でも同様のことが起こります。ご注意を!!
◆必須脂肪酸を食事で摂取するには・・・
脂質の食事摂取基準は、総エネルギー摂取量に占める割合、すなわちエネルギー比率(%エネルギー)で示され、1~29 歳の脂質エネルギー比率(目標量)が 20~30%未満、30歳以上は 20~25%未満です。これらは、厚生労働省「日本人の食事摂取基準 2010 年版」に設定されております。
脂質の中には必須脂肪酸であるω-6 系脂肪酸及びω-3 系脂肪酸も含まれますが、これらの必要量はエネルギー供給のバランスとしての観点から摂取目安量(絶対量)示され、ω-6 系脂肪酸(リノール酸、γ-リノレン酸、アラキドン酸)は、成人で 7~11g/日です(約 5%E 比程度)。過剰摂取の害を考慮して、18 歳以上では目標量(上限)も設けられています。
例えば、ごま油 3~5g(小さじ 1 杯 4g)使用で、ω-6 系脂肪酸 1.2~2g摂取したことになります。一方、ω-3 系脂肪酸(α-リノレン酸、イコサペンタエン酸(IPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA))の必要量は、虚血性心疾患の予防効果を考慮して、18 歳以上では 1.8~2.4g 以上(約 1%E 比程度)が目標量です。これらω‒3 系脂肪酸の必要量のうち、DHA と EPA を合計で1g/日以上摂取することが望ましいとされています。
食品の具体的な量は、さば 1 切れ 80g でω-3 系脂肪酸は 1.2g、いわしは一尾可食部65gでω-3 系脂肪酸が 2g 摂取できます。このように、普通に食事を食べている人であれば必須脂肪酸の欠乏症がでることはありません。1 日 3 食、主菜と副菜を整えて食べ、ω-3 系脂肪酸の摂取には、1 日 1 回は魚を食べると良いでしょう。
参考文献:
小児臨床栄養マニュアル (文責)小児外科 工藤博典
厚生労働省「食事摂取基準 2010」、食品成分表 2014、
食品成分最新ガイド栄養素の通になる